【FFRK】エンアスとフルチェンとクイックトリックと
FFRKの年末年始イベントで期待(?)の無属性アタッカーノクティスや風チェインを習得したザックスなど、実用レベルのフルチェンキャラが出てきたこともあり、この機にフルチェンまわりのダメージ効率、ゲージ効率についてまとめておきたいと思いました。
今回はフルチェンと比較されがちなクイックトリック、エンドアスピルについても一緒に考察していきます。
まずは各アビリティの性能
待機時間 | 倍率(たたかう=1) | ゲージ蓄積量 | |
フルチャージ | 3.3秒 | 1.17×4=4.68 | 65 |
チェーンスターター | 1.2秒 | 2.00 | 65 |
エンドアスピル | 1.65秒 | 1.80 | 150 |
クイックトリック | 0秒 | 2.40 | 65 |
オメガドライブ(参考) | 1.65秒 | 1.31×4=5.24 | 70 |
フルチャージはチェーンスターターと組み合わせるので実質待機時間0.6秒、倍率3.34の技として見て良さそうですね。
また今回はザックス(Lv.99ですばやさ173)、ヘイスト前提でゲージ効率とダメージ効率を計算してみます。アビリティ選択までの待機時間は{4.5-(173/150)}/2=1.673で計算。
ダメージ効率 | ゲージ効率 | 備考 | |
フルチェン | 1.47 /秒 | 28.6 /秒 | アビリティ2枠、必殺の待機時間なしにできる |
エンドアスピル | 0.60 /秒 | 45.1 /秒 | |
クイックトリック | 1.43 /秒 | 38.9 /秒 | 精錬大変 |
オメガドライブ(参考) | 1.58 /秒 | 21.1 /秒 | 精錬大変 |
ダメージ効率ではフルチェンに、ゲージ効率ではエンドアスピルに軍配が上がりましたが、クイックトリックではダメージ効率はフルチェンの97%、ゲージ効率はエンアスの86%と全体的に高水準は保っているため、精錬に問題がなく、クイックトリックがカンストしないような敵に対しては有用と言えるでしょう。
計算式的に、共鳴時やティーダ/ライトニング/ノクティスといった素早さの高いキャラクターは待機時間の短いクイックトリック、雷神モードのあるオルランドゥなどは逆に待機時間の長いエンドアスピルの効率が高くなるので注意。
次にバースト維持や必殺技込みのダメージ効率を考えてみます。
現時点で物理攻撃☆5と物理スピード☆5を使えるキャラは以下
デシ/オニオンナイト/ガウ/ザックス/ティーダ/ライトニング/ノクティス/オルランドゥ
エンアスの効率が良いオルランドゥやいかりのあるデシは除いて、バーストの維持に意味がありそうなザックス/ティーダ/ライトニングをピックアップ。
その中で弱体化バースト+待機時間の短い属性技を持つザックス/ライトニングと纏維持が特に重要なティーダで分けて考えてみます。
①弱体化+待機時間短い属性攻撃
ザックスのトルネドターンが待機時間0.825秒、0.47×4=1.84倍、ゲージ50
弱体化1段階(1.2倍)、他補正なしで計算
ダメージ効率:0.884 /秒 ゲージ効率:30.0 /秒
チェインや装備での属性強化、重複弱体化、元々弱点などでない限りはクイックトリックの下位互換ですね。ダメージでクイックトリックを超えるためには属性強化で1.62倍以上(例:纏い+装備補正で1.7倍、装備補正2つ+リミットチェインで1.6倍~)必要ですがバトルの途中からは十分満たせる条件ではあります。
バーストが15秒、1ゲージ500なので、バーストモードを維持するには33.3 /秒(行動選択のロスを考えれば35~40 /秒)程度のゲージ効率が欲しいことを考えると
・クイックトリック、エンドアスピルを使う
・エースストライカー(レコマテ)を併用する
必要があるということになりますね。
またライトニングのように弱体化と纏いとオーバーフローを使いたいキャラや、弱体化を重複させたい場合はこれ以上のゲージ効率が欲しいのでエースストライカー+エンドアスピルがいいかもしれません。
②纏いバーストの場合
ティーダの素早さ179→待機時間{4.5-(179/150)}/2=1.653秒で計算
ボレーシュートが待機時間1.65秒、0.54×4=2.16倍、ゲージ50?(or60)
纏い1.5倍、他補正なしで計算
ダメージ効率:0.980 /秒 ゲージ効率 22.7(or27.2) /秒
纏い以外に1.5倍以上の属性補正がかけられればフルチェンよりダメージ効率が高くなります。
また纏いは25秒、1ゲージ500なので、纏いを維持するには最低20 /秒、纏バースト2回に1回程度オーバーフローを撃つと考えると30秒 /秒程度のゲージ効率が必要となります。またバーストは15秒で切れることを考えると、エースストライカーがあってもバーアビのみでゲージをためるのは現実的ではないと考えられます。
次に纏いオーバーフローを撃つことを考えた場合のダメージ効率を考えます。
エンアスorクイトリorフルチェン→バースト→エンアスorクイトリorフルチェン→オーバフローで1セットとし、必殺技のターンを含まない必要ターン(必殺技含む秒数)とダメージ効率を比較します。
被ダメージは3ターンに2回程度(5秒に1回で計算)、()内はエースストライカーを装備した場合、バーストモード中はダメージ1.4倍の計算になります。
必要ターン/秒 | ダメージ効率 | 備考 | |
フルチェン | 7+5ターン/28.2秒(5+3ターン/19.2) | 2.80(3.28) /秒 | アビリティ2枠、必殺の待機時間なしにできる |
エンドアスピル | 6ターン/28.1秒(4ターン/21.5秒) | 1.78(2.10) /秒 | |
クイックトリック | 7+6ターン/29.8秒(5+3ターン/21.5秒) | 2.43(2.68) /秒 | 精錬大変 |
オメガドライブ(参考) | (4+4ターン/34.7秒) | (2.47) /秒 | 精錬大変 |
エースストライカーありなしに関わらずフルチェンが圧倒的なダメージ効率を出せることがわかりました。しかしこの計算ではチェーンスターター→必殺技となるようなアビリティ使用順となっているため、被ダメを受ける回数によってはチェーンスターター→フルチャージ→必殺技となる可能性もあり、その場合は大きく時間効率が落ちることに注意が必要です。
またエースストライカーありの場合、1セット終わるまでにフルチャージは3回しか使用していないため、精錬2のオメガドライブをフルチャージの代わりに採用することもできると思います。その場合はアビリティ切れに注意を。
クイックトリックはフルチェンにこそ効率が及びませんが、アビリティ枠を一つしか使用しないこと、エンドアスピルと比較してゲージ効率もそこまで劣らない上にダメージ効率は大きく上回ることなどを考えると採用圏内とは思います。主に物理攻撃☆5も物理補助☆4もないキャラに持たせたいですね。
[結論]
◎属性弱体化を一人で重複させたい場合はエンドアスピル+エースストライカー
(纏い+弱体化+オバフロなど複数の必殺技を使う場合も同様)
ザックス、ライトニングなど
◎火力を出したいキャラにはフルチャージ(オメガドライブ)+チェーンスターター
ティーダ、ノクティスなど
◎物攻5や物補4がないキャラにはクイックトリック(精錬4以上ほしい)
ある程度バーアビを撃つキャラじゃないと枯渇するかも
リュックなど
オルランドゥは他のアビリティも使いたいことが多いため、雷神モードを維持できるならエンアスだと思いますが、必殺技の待機時間が長いこともあるため、途中でバリアを張る相手等にはチェーンスターターがあると便利だと思います。