【ORAS】ターンの考え方と行動順
ポケモンをある程度嗜んでいる方なら、トリックルームの継続ターンを数え間違えていて「しまった!」「ラッキー♪」と思った経験があるのではないでしょうか?そういった経験からターンの経過の仕方(処理順)やターンの数え方をおさらいしたいと思っていたところ、網羅的にまとまっているサイトが見つからなったため(某まとめサイトは嘘ばっかりだった)記事にしました。心の声が背景色で隠れてます。
※以下のまとめは自身の経験と知識に基づく仮説と検証によるもので、データ解析によるものではないので一部不明な点や実用上問題なくても厳密な処理としては間違っている説明があるかもしれません。内容については十分検証したつもりですが、もし間違いを発見した場合や未検証の項目について知見がある方がいた場合はコメントをいただけるとありがたいです。
※「*」のついている項目は検証が不十分な項目です。判明次第更新していきます。
【目次】
【ターンの経過】
(0) 各ポケモンの登場
(1) 効果の処理
(2) 行動選択
(3) 行動の処理
?『きんちょうかん』とイバンの実
(4) ターン終了時の処理
? 状態異常の処理
? 倒れる順番(ほろびのうた関連)
【ターンの数え方】
[場に効果を及ぼすもの]
[ポケモン1体を対象とするもの]
[ポケモン1体の行動を制限するもの]
[ねむりとあくび]
[こんらん]
? 行動不能のあれこれ
[処理が特殊なもの]
☆使用した用語について☆
☆検証不十分な項目☆
ポケモンの1ターンは次のような処理順で進んでいきます。
(ターン開始)
(0) 各ポケモンの登場
(1) 効果の処理
(2) 行動選択
(3) 行動の処理
(4) ターン終了時の処理
(ターン終了)
各セクションごとに優先順位の高い項目から処理が進んでいきます。同じ優先順位の処理の場合、基本的にそのセクション開始時の「素早さ」順に処理されていきます。例えば行動の処理中においかぜやこごえるかぜ、天候が「あめ」に変化したことによる『すいすい』の適用があったとしても、そのターン中の行動順が変わることはありません。同じセクション中で優先順位が同じ処理を覚えておくことで「素早さ」の判定などに利用することが可能です。
(0) 各ポケモンの登場
最初のターン及び死に出しでのポケモンの登場は「素早さ」に関わらず同時に処理されます。色違いやリボンのエフェクトも同時に表示されます。 死に出しで複数のポケモンを選択する場合1体ごとに登場させる位置を選択しますが、最後に選択するポケモンは位置を選択するステップが省略されるので注意。
ポケモンが登場した際には特性や持ち物などの処理がされます。この処理は(0)の後のみではなく、ポケモンの交代があった際には逐一行われます。
1.天候の表示(最初のターンのみ)
天候の種類によっては『てんきや』『フラワーギフト』が発動しポワルンやチェリムがフォルムチェンジします。これらの特性は天候が変化すると即時発動するようです。
2.各種特性発動/ふうせんの表示
[発動する特性一覧]
あめふらし/いかく/エアロック/オーラブレイク/おみとおし/おわりのだいち/かたやぶり/かわりもの/きけんよち/きんちょうかん/すなおこし/スロースタート/ターボブレイズ/ダークオーラ/ダウンロード/テラボルテージ/デルタストリーム/トレース/ノーてんき/はじまりのうみ/ひでり/フェアリーオーラ/プレッシャー/ゆきふらし/よちむ
※『きんちょうかん』は他の特性より発動の優先度が高いので、「素早さ」が遅くても『きんちょうかん』が先に発動します。
3.ゲンシカイキ
ゲンシカイキは特性表示の後に起こるため、「素早さ」の判定はゲンシカイキ同士の場合のみになります。ゲンシカイキした後で死に出しした場合、『おわりのだいち/はじまりのうみ』は他の特性と同じタイミングで処理されるため「素早さ」の高いポケモンから特性が発動していきます。 ちなみに「素早さ」がカイオーガ>グラードンであれば、ゲンシカイキ→ゲンシカイキ→『はじまりのうみ』→『おわりのだいち』ではなく、ゲンシカイキ→『はじまりのうみ』→ゲンシカイキ→『おわりのだいち』の順番に処理されます。
左→中央→右の順に行動を選択することができます。ダブルトリプルバトルでは左のポケモンの行動選択時のみ「にげる」を選択できます(中央/右の時は一つ左の行動選択に戻る)。 行動が選択されていないポケモンは左上(ステータス画面では一番上)に配置されている技が自動的に選択されます。
※ローテションに関しては前に出てくる場合と後ろにまわる場合の両方をローテーションとして扱います。
1.せんせいのつめ/イバンの実の発動
技/ムーブを選択した場合に発動します。
※ローテションバトルでは選択した行動次第で発動タイミングが異なります(後述)。
2.にげる
同時に選択した場合は「素早さ」順ではなく引き分けになります。
3.交代
引っ込むポケモンの「素早さ」順に処理され、1体交代するたびに効果の処理が行われます。
4.アイテムの使用
フィールドのポケモンの行動の代わりに選択でき、使用する順番は行動を消費したポケモンの「素早さ」に依存するようです。交代の後に処理されるため、ダブルトリプルバトルで控えのポケモンに対してディフェンダーなどの戦闘用アイテムを選択、そのポケモンを交代でフィールドに出した場合はちゃんと発動します。
-トリプルバトルで自分の場にいるポケモンが2体以下で残りのポケモンが「ひんし」状態の時、げんきのかけら等のアイテムを使用した場合、復活したポケモンが即時(次のアイテム使用の処理より早いタイミング)にフィールドに登場する場合があります。この場合復活したポケモンが「ひんし」状態の時点で手持ちの前3体の中にいる場合(確認した限りでは最後に倒れた1~2体が該当)には即時登場、4体目以降の場合は次ターン最初の処理で登場(死に出しと同じタイミング)となります。「ひんし」のポケモンが手持ちの何体目にいるかは「ポケモン」コマンドから確認できます。 2016/9/9 追記
万が一(そんなないかも)シューターが復活したらこの辺の仕様も気になるんですかね。
5.ローテーション
ローテーションの「素早さ」判定は特殊なため省略。『きんちょうかん』のポケモンがローテーションしてきた場合は発動エフェクトが入ります。逆に『きんちょうかん』のポケモンが後ろに回った場合はその時点できのみの効果が発動します。
6.メガシンカ
交代と同様にメガシンカ→効果の処理→次のポケモンのメガシンカ→効果の処理と進みます。
7.きあいパンチの溜め
溜めた段階ではPPは消費されません。この位置にあるし優先度+6とか+7かもしれないです。僕の記憶ではにげるより早かったのに…おかしい。
8.技/ムーブ
優先度の高い行動から順に処理されていきます。メガシンカを選択しながらムーブを選択した場合はメガシンカしません。 優先度については下表参照。
優先度 | 対象となる技 |
---|---|
+5 | てだすけ |
+4 | まもる、みきり、ニードルガード、キングシールド、こらえる、マジックコート、よこどり |
+3 | ねこだまし、ワイドガード、ファストガード、トリックガード |
+2 | しんそく、フェイント、このゆびとまれ、いかりのこな |
+1 | でんこうせっか、アクアジェット、こおりのつぶて、マッハパンチ、かげうち、バレットパンチ、しんくうは、みずしゅりけん、ふいうち、がまん、サイドチェンジ、つぶらなひとみ、ふんじん、プラズマシャワー |
±0 | その他の技、ムーブ |
-1 | あてみなげ |
-2 | |
-3 | きあいパンチ |
-4 | リベンジ、ゆきなだれ |
-5 | カウンター、ミラーコート |
-6 | ほえる、ふきとばし、ともえなげ、ドラゴンテール |
-7 | トリックルーム |
※げきりん/あばれる/はなびらのまいの終了判定は技の処理の直後に行われます。
※『いたずらごころ』『はやてのつばさ』のポケモンは、対象の技を選択する場合優先度がさらに+1された状態で処理順が決定します。
※「おさきにどうぞ(優先度無視)」「せんせいのつめ/イバンの実」『あとだし』「こうこうのしっぽ/まんぷくのおこう」「さきおくり(優先度無視)」の効果は技/ムーブの順番にのみ影響します。 元の優先度が同じ場合、処理順はこの表記順になります。また重複した場合は「おさきにどうぞ」「さきおくり」「せんせいのつめ/イバンの実/こうこうのしっぽ/まんぷくのおこう」『あとだし』の順に効果を優先した順番になります。また同じ優先順位のもの同士では元々の行動順に従います。行動順が最後のポケモンに対して最後から2番目のポケモンが「おさきにどうぞ」を使用した場合、「しかしうまくきまらなかった」と表示されます。
特性『きんちょうかん』は特殊な仕様で、発動条件を満たしているきのみを持ったポケモンがフィールドに存在する場合、『きんちょうかん』持ちがフィールドからいなくなった時点できのみの効果が発動します。一方イバンの実は発動タイミングが特殊で、行動の処理の最初に発動します。発動タイミングの後、技が発動するまでに『きんちょうかん』持ちがいなくなった場合はどうなるのでしょうか?
[考えれれるパターン]
①交代(いなくなった場合と出てきた場合) こちらローテのときのみ不発
②ローテーション(前回りと後ろ回り) 前回り不発 後ろ回り発動
③メガシンカ(プテラ/ミュウツー/ヘルガー/バンギラスのみ) 不発
④脱出ボタンやレッドカード、強制交代技による交代
処理の順番は基本的にはイバンの実→交代→ローテーション→メガシンカですが、検証したところローテーション→イバンの実でもあったため実際には下記のような処理順になりました。
相手交代、こちら非ローテ:イバン発動→交代→技/ムーブ (シングルダブルトリプルバトルもこの順)
相手非ローテ、こちらローテ:ローテ→イバン発動→メガシンカ→技
相手ローテ、こちら非ローテ:ローテ→イバン発動→メガシンカ→技
相手交代、こちらローテ:交代→ローテ→イバン発動→技
※ローテーションバトルでのアイテムの使用とイバンの実の処理順については未検証です。
『きんちょうかん』によるイバンの実の不発は上記のイバンの実発動タイミング時に場に存在するか(ローテーションでは前のみ)どうかで決まり、発動後に登場した場合も効果は適用されていました。逆に不発になった後に『きんちょうかん』持ちがいなくなった場合は即時ではなく次の発動タイミングで発動します。
赤は「素早さ」判定ができるタイミング、黄緑色は未検証
1.天候解除(→ギフト/てんきや)→天候ダメージ/サンパワー/かんそうはだ/あめうけざら/アイスボディ
2.みらいよち/はめつのねがい
3.ねがいごと
4.だっぴ/うるおいボディ/いやしのこころ
→くろいヘドロ/たべのこし/グラスフィールドの回復
5.アクアリング
6.ねをはる
7.やどりぎのたね
8.どく/もうどく/ポイズンヒール
9.やけど
10.あくむ
11.呪い
12.しめつける状態解除
→しめつける/まきつく/うずしお/マグマストーム/すなじごく/ほのおのうず/からではさむ/まとわりつく
13.あくび
14.ほろびのうた
15.ちょうはつ
16.アンコール
17.かなしばり
18.でんじふゆう
19.かいふくふうじ
20.さしおさえ
21.リフレクター
22.ひかりのかべ
23.しんぴのまもり
24.しろいきり
25.おいかぜ
26.おまじない
27.トリックルーム
28.じゅうりょく
29.みずあそび/どろあそび
30.ワンダールーム
31.マジックルーム
32.グラスフィールド/エレキフィールド/ミストフィールド
33.さわぐ
→ナイトメア/しゅうかく/ものひろい/ムラっけ/どくどくだま/かえんだま/くっつきバリ
*※順番未検証:『スロースタート』解除、にじ、しつげん、ひのうみ、ひのうみのダメージ
同じ優先順位の状態が処理される場合「素早さ」順に処理されますが、→の前側の方が処理が早いようです。
例) 「素早さ」がA>Bの場合、『うるおいボディA』→くろいヘドロA→『だっぴB』→くろいヘドロBと処理されます。
『しゅうかく』や「どくどくだま」の判定はおいかぜやトリックルームの効果終了メッセージの後に処理されますが、処理される順番は効果が切れていない状態の「素早さ」に従って決定されます。
*※経験値について 経験値の処理は同じ優先度の処理が全て終了した後に処理されるっぽいです(仮説) 。
例) 毒で倒れる→他のポケモンの毒処理→経験値処理→火傷処理 でした。
追記) まきつくの効果で倒れたポケモンの経験値がかなしばり解除のメッセージの後に処理されたことがあった(見間違い?)ので法則性については要検証です。
処理順の関係で1体のポケモンが同じターンに何度も状態異常にかかったり治ったりすることもあります。
『きょうせい』フラベベを提供していただいたヒメコさんにはこの場で感謝申し上げます。
相手: 自分: 控え:
1ターン目:げきりん、あくび、日本晴れ
2ターン目:「おにび」→チーゴ発動→からラム受け取り
➡「でんじは」→ラム発動
➡げきりん解除こんらん
➡「ほえる」でと交代に登場
➡(A)
➡あくび眠り
➡『しゅうかく』発動→ラム消費(まひとこんらん回復)→からどくどくだま
➡ターン終了
BV:SE5G-WWWW-WW4D-TGQQ
※処理順はげきりん解除によるこんらん→『いやしのこころ』→あくびによる眠りですが、『いやしのこころ』はこんらんを解除できない(『だっぴ』/『うるおいボディ』は可能)ため(A)では発動していません。またしゅうかくと発動タイミングが同じどくどくだまはこのタイミングで『きょうせい』により受け渡しされた場合発動しないようです。こういう「処理のタイミングを逃す」みたいな例はカードゲームにもありそう。
BVにはあげていませんが、あくびによるねむりがラムの実で解除されたタイミングで『きょうせい』が発動した場合はどくどくだまの効果も発動します。
暇なフラエッテでグラスフィールドしてたら日本晴れと相まって画面のまぶしさが半端じゃありませんでした。7世代ではフィールド技も使いそうですしぜひ改善してほしいですね。
ターン終了時のダメージ処理は、「くっつきバリ」と『ナイトメア』を除きほろびのうたカウントの処理より早いため、定数ダメージにより滅びカウントの前に相手を倒すことが可能です。例えば最終ターンに守るに呪いを重ねることで滅び詰めを崩すことなどが考えられます。
一方ターン終了時の処理順は『いやしのこころ』→あくび→ほろびのうた→かえんだま/どくどくだまですが、『はやあし』のポケモンの「素早さ」がターン終了時に変化した場合でもほろびのうたのカウントはターン終了時の処理が開始した時点での「素早さ」の順番が適用されます。BVには載せていませんがターン終了時の処理で最初に行われる天候変化によって「素早さ」が変化する『すなかき』『すいすい』『ようりょくそ』に関しても同様で、天候がおさまったターンでも特性による補正がかかった状態での「素早さ」でほろびのうたのカウント順は決定されます。
参考BV:CEGW-WWWW-WW4D-UKQJ
ターンの数え方は各状態で様々です。下記の分類はプレイする上で不都合のない解釈のはずですが、実際ゲーム内で行われている処理とは同じではない可能性が高いです。
選択した行動に関わらず、ターン終了時の処理でターン数が増えていきます。 例えばトリックルームであれば、技や特性の発動した時点を0ターンとし、5ターンになった時点で解除となります(主に利用できるのは1~4ターン、この場合は5ターンになった=効果が切れるということ)。
以下は解除/発動のターン数。効果のある場が相手全体のものは赤、相手単体は黄色、味方全体は青、味方単体は水色で表記してあります。
・5ターン すなあらし/あられ/ひざしがつよい/あめ、かいふくふうじ、リフレクター、ひかりのかべ、しんぴのまもり、しろいきり、おまじない、トリックルーム、じゅうりょく、みずあそび/どろあそび、ワンダールーム、マジックルーム、グラスフィールド/エレキフィールド/ミストフィールド
・4ターン おいかぜ
・3ターン みらいよち/はめつのねがい
・2ターン ねがいごと
・1ターン(使用したターンのみ) マジックコート(優先度4)、ファストガード/ワイドガード/トリックガード(優先度3)、このゆびとまれ/いかりのこな(優先度2)、たたみがえし(優先度±0)
[ポケモン1体を対象とするもの]
交代した場合には解除されます。技を発動した時点を0ターンとし、にげる、交代、ローテーション以外の行動(ねむり/こおり、『なまけ』、ひるみ、こんらん、メロメロ、まひによる行動失敗も含む)を行ったターンの終了時にターン数が増え、既定のターン数に達した時点で解除/発動となります。ローテーションバトルでは前にいるときしかカウントは増えません。
・5ターン でんじふゆう
・3ターン ほろびのうた
・1ターン(使用したターンのみ) ふんじん(優先度1)、そうでん(優先度±0)
[ポケモン1体の行動を制限するもの]
交代した場合には解除され、状態変化を受けているポケモンがにげる、交代、ローテーション以外の行動(ねむり/こおり、『なまけ』、ひるみ、こんらん、メロメロ、まひによる行動失敗も含む)を行ったターンの終了時にターン数が増えていきます。ローテーションバトルでは前にいるときしか増えません。
例えばちょうはつであれば、技を受けた時点を0ターンとし、その後3回行動したターンの終了時に解除となります。先制で状態変化を受けた場合と後攻で状態変化を受けた場合で処理が異なることに注意が必要です。
先制ちょうはつ→行動→行動→行動→ちょうはつの効果解除
行動→後攻ちょうはつ→行動→行動→行動→ちょうはつの効果解除
・5ターン さしおさえ
・4ターン かなしばり
・3ターン ちょうはつ、アンコール
ねむり状態は状態異常となった時点を0ターンとし、にげる、交代、アイテム使用、ローテーション、ムーブ以外の行動(『なまけ』、ひるみ、こんらん、メロメロによる行動失敗も含む)をする直前にターン数が増えていきます。通常2~4ターンで起きます(つまり行動失敗が1~3回)。
交代で引っ込んだターン、出てきたターンにはターンが増えません。また何回交代してもターン数は保持します(5世代だと引っ込むとリセットだったらしいです)。
あくび状態のポケモンは、状態変化を受けたターンの後、最初に行動したターンの終了時にねむり状態になります(つまりローテーションして後ろにいる間はターンが進まない)。交代すると治ります。またあくび状態のまま一度ねむり状態になって回復した場合もターン終了時にねむり状態になります。
自身がねむるを使用してねむり状態になった場合、3ターン固定になります(行動失敗が2回)。ちなみにあくび状態のポケモンがねむるを使用した場合は2~4ターンになります。
『はやおき』のポケモンに関してはターンのカウントが倍行われるようで、眠りターンは通常1~2ターン、ねむる使用時は2ターン固定となるみたいです(要検証)。
ねむり状態の継続ターンの確率はそれぞれ1/3で、状態異常になった時点で決まっているらしいです(要検証)。
こんらん状態は状態異常となった時点を0ターンとし、にげる、交代、アイテム使用、ローテーション、ムーブ以外の行動(メロメロ、まひによる行動失敗も含む) をする直前にターン数が増えていき、2~5ターンで回復します(つまり行動失敗となる可能性が1~4回)。
行動失敗の処理はねむり/こおり→『なまけ』→ひるみ→こんらん→メロメロ→まひの順にされるため、ねむり/こおり、『なまけ』、ひるみにより行動失敗となった場合はターン数は増えません。
こんらん状態のポケモンが行動できる確率は毎ターン1/2らしいです(要検証)。
こんらん状態が解ける確率についても要検証。
*? 行動不能のあれこれ
場にいるポケモンの行動が制限される状況としては次のような場合があります。行動が制限されていてもターン数が増えるものは〇、状況次第のものは△、増えないものは×にしてあります。
・技の反動(はかいこうせん/ギガインパクト/ハードプラント/ブラストバーン/ハイドロカノン/ときのほうこう/がんせきほう)
・そらをとぶ/ダイビング/あなをほる/ゴーストダイブ/シャドーダイブの2ターン目
・ちょうはつ/かなしばり/かいふくふうじ/じゅうりょくを受けた直後に対象の技を使用(「しかしうまくきまらなかった」ではなく「〇〇がだせない」となるもののみ抜粋)
・技の前の行動失敗判定(ねむり/こおり→『なまけ』→ひるみ→こんらん→メロメロ→まひ)
・げきりん/あばれる/はなびらのまい中
・フリーフォールで上空に連れ去られている
状態変化 | ねむり | こんらん | 備考 | |
---|---|---|---|---|
反動技 | 〇 | × | × | |
そらをとぶ | 〇 | 未検証 | 〇 | |
挑発直後 | 〇 | 〇 | 〇 | |
げきりん中 | 〇 | 〇 | 〇 | |
行動失敗判定 | 〇 | 〇 | △ | こんらんはねむり/こおり、『なまけ』、ひるみ発動時のみ× |
フリーフォール | 未検証 | × | 未検証 | 検証めんどくさい |
[ターンの処理が特殊なもの]
◆こころのめ/ロックオン:使用ポケモンの次の行動後に解除、使用したポケモンとされたポケモンどちらが交代、ローテーションしても解除されます。
◆みちづれ/おんねん:使用ポケモンの次の行動後に解除されます。
◆じゅうでん:基本的にみちづれと同じですが、特防のランク変化はターン経過による解除はありません。
◆がまん:発動(優先度1)後、そのターン(1ターン目)と次のターン(2ターン目)にがまんして最後のターン(3ターン目)に解放(優先度1)します。
◆反動技(はかいこうせん/ギガインパクト/ハードプラント/ブラストバーン/ハイドロカノン/ときのほうこう/がんせきほう)、そらをとぶ/ダイビング/あなをほる/ゴーストダイブ/シャドーダイブ:選択した次のターンは行動の選択ができません。
*◆『なまけ』:行動の選択はできますが『なまけ』のターンに技を選択した場合、行動失敗となります。ねむり/こおりによる行動失敗、ローテーション(後ろにまわる場合)、ムーブを選択したターンはカウントは増えません。交代した場合やなかまづくり等の特性変化関係の仕様は要検証
「素早さ」:ポケモンの元々の能力値ではなく持ち物や特性、ランク変化や特性の適応、メガシンカ、フィールドの変化によって変化した数値を指します。基本的にはこの数値を比較して処理順の決定が行われますが、ローテーションの順番など一部の変化のみ適用されるケースもあるようです。
特性:文章中のものは『』で括ってあります。
状態異常:どく、もうどく、やけど、ねむり、まひ、こおり、こんらんの総称です。
状態変化:呪い、アクアリング、あくび、みちづれ、ちょうはつ、ほろびのうた、さわぐなどのポケモン1体を対象とする状態異常以外の状態の総称として使っています。
行動:行動選択画面で選ぶことのできる行動全てを指しています。具体的には にげる、交代、アイテム使用、ローテーション、メガシンカ、技、ムーブのことです。メガシンカのみ選択することはできません。
場:効果の対象とできる部分としてポケモンと対比的に使用しています。敵味方全体単体区別して使っています。
フィールド:ポケモンが配置される可能性のある場所全体を指してます。「場全体」≒「フィールド」という認識で大丈夫です。
行動不能:技が発動できない、もしくは行動が選択できない状況を指して使っています。
行動失敗:ねむり/こおり、『なまけ』、ひるみ、こんらん、メロメロ、まひによる行動不能状態を指して使っています。
☆検証不十分な項目☆
検証面倒なのもあったので協力・情報提供お待ちしております。
・『なまけ』まわりの仕様
・フリーフォールによる行動不能とターン数のカウント(バグが多いらしいので各状態変化で個別に検証する必要がありそうです)
・スロースタート、にじ、しつげん、ひのうみ、ひのうみのダメージの処理順
・『はやおき』のねむりターン
・ねむり、こんらんの継続ターン、こんらんの自傷確率
・ころがるまわりの挙動(げきりんと同じっぽい?)
・そらをとぶ状態でねむり状態になった際(グラスフィールドノーガードひみつのちから等を受けた場合)の振る舞い
・他にも見落とし多数あるかもしれないです。
軽い気持ちで書き始めたのに検証すればするほど要検証が増えていくのつらすぎる…特にローテだけの仕様多すぎてこれはローテ滅びても仕方ないわって思ってた。